2;大都市圏振るわず~セメント上期内需

セメント協会が23日発表した2025年度上期(4~9月)の国内需要は前年同期比6・1%減の1535万㌧(9月輸入は推定)だった。上期としては8年連続の前年割れ。地区別では北海道を除く10地区でマイナスに沈んだ。建設業の働き方改革や人手不足による工期の長期化、着工の遅延、建設費高騰に伴う計画の見直しなどが需要を下押しする構図が長期化している。10月の荷動きも低調にで、2025年度の国内需要は3060万㌧前後にとどまる可能性が出てきた。