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2006年度の日本のセメント輸出は、当初予想の1070万トンを下回り、1000万トン強となりそうだ。セメント製造設備のトラブルによる生産量ダウンに加え、需要上振れで国内需給がタイトとなったため、輸出を絞ったことが要因。一方、07年は米国の景気減速という懸念材料はあるものの、中東やアフリカの需要増加を背景に日本からの輸出は1000万トン前後を確保できそうだ。特に、タイ、インドネシアの需要は堅調で、昨年来のシンガポールも復調に転じていることから、アジアへの輸出回帰の環境が整いつつある。