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コンクリートのカーボンニュートラル(CN)実現に向けた技術開発が大きく動き出してきた。高炉スラグ微粉末やフライアッシュ(FA)を大量に使用したコンクリートの社会実装が進んでおり、コンクリートやコンクリート材料に二酸化炭素(CO2)を固定化させる技術も国土交通省の発注工事などで採用されるケースが出てきた。一方でCO2削減に向けて強い逆風が吹く中、鉄の製造工程で副産される高炉スラグ微粉末や、石炭火力発電所から排出されるFAは、それが将来的に減少することを見据えた技術開発も進む。