2;崩れる契残と出荷の連動性~東京生コン協組

東京地区生コンクリート協同組合(東京都中央区、森秀樹理事長)の出荷がさえない。今年度の出荷は240万㎥程度と230万㎥で過去最低だった2020年度に次ぐ水準となる見込みだ。都心では大型都市開発の動きが目白押しで、同協組の契約残も400万㎥に迫るなど需要環境は良好だが、建設業の働き方改革など下押し要因が重なり、出荷不振を引き起こしているとされている。契約残と出荷の連動性が崩れ、先行きを見通すのが難しくなっている。