京都広域生コンクリート協同組合(京都市、21社21工場、中村壽成理事長)は来年4月1日契約分から生コン価格を8200円引き上げて3万5200円(呼び強度18)とする。前回(2023年4月)の値上げ以降に上昇したセメントや骨材、混和剤、輸送費などの上昇分に加え、働き方改革の本格化に伴う従業員の待遇改善費用などを販売価格に転嫁する。中村理事長は「前回の値上げで、セメントの値上げ分だけを考慮して価格改定したが、改定後に骨材や混和剤の価格もかなり上昇した。価格が3万円を超えることにかなりユーザーのことを考えると抵抗があり、改めて組合員各社の原価を再試算し、それらをかなり緻密に精査して決めた」という。
