土木学会は、「コンクリート標準示方書」の改訂作業を進めている。改訂版は使いやすさを重視し、各編とも性能照査型の本編と仕様規定型のマニュアルで構成される。マニュアルは平成8年版の示方書をもとに作成される。耐久性照査を施工編から設計編に移すなど整理も行う。施工編のマニュアルの「検査」では、これまで曖昧だった生コンの検査の実施主体について、特定はしないものの、実質的に購入者(建設会社)を意識した表現に改められるようだ。また受入検査に単位水量測定を追加することが検討されている。改訂版は2007年12月に刊行される予定だ。
