トップメッセージ

　コンクリート新聞社は、「良質な情報の提供を通じてセメント・コンクリート並びに関連業界の発展に資する」との創業の理念をステークホルダーからご支持いただき、60年以上の歴史を刻んでいます。
　コンクリート新聞社が発刊するコンクリート新聞は、1964年の創刊当時の名称が「生コン新聞」であったように生コンに軸足を置きながら、セメント、コンクリート二次製品、骨材、混和剤、流通、設備機器、建設、官公庁などの情報を発信してきました。デジタル社会の広がりを踏まえ、2019年10月から「コンクリート新聞デジタル」を発行するとともに、重要情報を迅速に伝達する号外速報を配信しています。
　また、近年はセメント・コンクリートと密接に関連するコンクリート圧送や型枠、打ち込み、鉄筋工といった新たな領域の取材を強化しています。これまでセメント・コンクリート業界と専門工事業界の接点はほとんどありませんでしたが、セメント・コンクリートの価値や魅力の向上には連携が不可欠であり、コンクリート新聞社が率先して橋渡し役を担っていく所存です。
　セメント・コンクリートはこれまでもこれからも社会基盤整備に欠かせない基礎資材であり続けます。生コンやセメントの需要はこの30年余りで３分の１にまで縮小していますが、社会的使命は不変であり、むしろ、国土強靭化や防災・減災、防衛施設の再生など国の重要施策の担い手として課せられた役割は重みを増しています。コンクリート新聞社はセメント・コンクリート並びに関連業界に適度な距離感で寄り添いながら、時に厳しく、時に優しくの姿勢で業界の発展や健全性の向上に資する有益な情報を発信していきます。

株式会社コンクリート新聞社
代表取締役社長　大滝朋宏