5;LCC算定へCО2排出データ整備~コンクリート

国土交通省が先月30日に開いた「建築物のライフサイクルカーボン(LCC)の算定・評価等を促進する制度に関する検討会」の第6回会合で中間取りまとめ案が議論され、同案が9日に公表された。建築物の計画から解体までのライフサイクル全体での二酸化炭素(CO2)排出量を算定・評価する制度の構築に向け、コンクリートは2027年度までに個社、業界団体、国の3つの区分でCO2等排出量原単位(コンクリート使用量1㎥当たりのCO2排出量)のデータの整備を完了することが原則と示された。鉄鋼材料と木材も主要建材として同様の方針。建築物のLCC算定を促す制度は28年度の開始をメドとしており、コンクリートのCO2排出量が「原単位×使用量」の値でその建築物のLCCに組み込まれていくことになる。